エルデンリングで最も謎に包まれているボスの一人が「アステール」です。
なんでも、かつて永遠の都を破壊した犯人なんだとか、、、、
そこでこの記事ではアステールの正体について考察していきます。
永遠の都を破壊した存在
アステールの正体は永遠の都を破壊した存在です。
アステールが永遠の都を破壊したことは、「暗黒の落とし子の追憶」や「アステールメテオ」のテキストで示されています。
暗黒の落とし子の追憶
遥か彼方、光の無い暗黒で生まれた星の異形
それはかつて、永遠の都を滅ぼし
彼らから空を奪った、悪意ある流星である
アステールメテオ
それは、かつてアステールが
永遠の都を、破壊し尽くした力である
ゲーム中では主人公にあっさり倒されてしまうアステールですが、文明が劣っている昔の人々にとっては強敵だったのだと思われます。
降る星の獣が成長した姿
アステールは降る星の獣が成長した姿であると考えられます。
根拠は頭の模様です。
降る星の獣、降る星の成獣、アステールの頭の形が同じですね。
また降る星の獣と降る星の成獣という名前の付け方から、「降る星の獣→降る星の成獣→アステール」という成長関係にあると考えられます。
暗月で生まれた存在
続いて、アステールは「光の無い暗黒」で生まれたと、「暗黒の落とし子の追憶」のテキストに記載されていました。
暗黒の落とし子の追憶
遥か彼方、光の無い暗黒で生まれた星の異形
それはかつて、永遠の都を滅ぼし
彼らから空を奪った、悪意ある流星である
この「光の無い暗黒」は暗月を指していると考えられます。
暗月(=黒い月=暗い月)とは光っている部分が全くない月のことで、「ラニの暗月」や「メモリ・ストーン」、「輝石の氷塊」のテキストで記載されています。
ラニの暗月
母レナラに手を引かれ、幼いラニが出会った月
それは、冷たく暗い神秘の月であった
メモリ・ストーン
それは、かつて永遠の都が見上げた
黒い月の欠片であるという
輝石の氷塊
老魔女は、幼少のラニに教えたという
冷たい魔術と、暗い月への恐れを
さらに、アステールが暗月で生まれた証拠となるのが、アステールの手足が合計6本であるという点です。
実は、手足が合計6本であることは月に関連する者の特徴です。
例えば、暗い月への恐れを教えたラニの師匠(=ラニが宿った人形)の手足も合計6本ですし、月の貴族の廃墟に出現する敵の手足も合計6本です。
したがって、手足の合計が6本であるアステールも月に関連していることがわかります。
以上の考察から、アステールは暗月で生まれたのだと考えられます。
2体のアステールについて
エルデンリングのゲーム中には、アステールは2体存在しています。
それが、「暗黒の落とし子、アステール」と「暗黒の星々、アステール」です。
この2体のアステールについて考察してみます。
まずはアステールに関連する情報を整理していきます。
情報の整理
暗黒の落とし子、アステール
・月光の祭壇の下、ノクステラの近くに出現
・出現エリアは宇宙空間の見た目
・都を滅ぼした悪意ある流星
暗黒の星々、アステール
・イエロ・アニス坑道に出現(近くに狂い火の病のモブ敵)
・黒王が管理している雰囲気
・出現場所に金色の隕石
降る星の獣
坑道に出現
出現場所に金色の隕石
そして、狭間の地の構造とアステールの位置関係は以下です。
この金色隕石ですが、おそらくエルデの獣が降ってきた時(=エルデの流星)の「黄金の流星」ではないかと考えられます。
エルデの流星
かつて、大いなる意志は
黄金の流星と共に、一匹の獣を狭間に送り
それが、エルデンリングになったという
そして「エルデの流星」を実際に使ってみるとわかりますが、中心の大きい流星に加えて、複数の小さい流星も出現しています。
後述しますが、この大きい流星がエルデの獣で、小さい流星がアステールや星降る獣であったと筆者は考えています。
また、アステールを呼び出す方法はエルデの流星以外にもあって、それが「永遠の暗黒」という魔法です。
永遠の暗黒
魔術街サリアの禁断の魔術
暗黒を生じ、魔術や祈祷を引き寄せる
足を止めずに使用できる
それは、永遠の都の失われた魔術であり
その滅びをもたらした、絶望であったという
以上がアステールに関する情報を整理したものです。
2体のアステールの考察
以上の状況証拠から考えた筆者の考察を記載していきます。
まず、永遠の都が大いなる意志の怒りに触れたことから全ては始まります。
永遠の都が大いなる意志の怒りに触れて地下深くに滅ぼされたことは、「ノクス僧装備」からわかります。
ノクス僧装備
太古、大いなる意志の怒りに触れ
地下深くに滅ぼされた、ノクスの民は
偽りの夜空を戴き、永遠に待っている
王を。星の世紀、夜の王を
そしてこの永遠の都の破壊に使われたのが「暗黒の落とし子、アステール」であり、召喚方法はおそらく「永遠の暗黒」であったと考えられます。
暗黒の落とし子の追憶
遥か彼方、光の無い暗黒で生まれた星の異形
それはかつて、永遠の都を滅ぼし
彼らから空を奪った、悪意ある流星である
(この時のアステールの召喚方法ですが、大いなる意志がアステールを直接落としたという可能性もあるのですが、そうすると「永遠の暗黒」が使われるイベントがなくなってしまうので、おそらくここで「永遠の暗黒」が使われたのではないかと考えました。)
その後、大いなる意志は黄金律の時代を作るために、黄金の流星と共にエルデの獣を狭間の地に送ります。
この黄金の流星とともにやってきたのが「暗黒の星々、アステール」であると考えられます。
また、これは筆者の予想ですが、「暗黒の星々、アステール」は悪いやつではないのかもしれません。
と言うのも、「暗黒の落とし子、アステール」の方は、「悪意ある流星」とか「永遠の都を破壊した」とか、はっきり悪いやつと記載されている上に、誰もいない地下深くに幽閉されていました。
一方、「暗黒の星々、アステール」は柵で簡単に囲ってある場所に住んでおり、さらにその柵の中にも採掘セットが置いてあったりします。
長くなりましたが、以上が2体のアステールに関する考察になります。
ちなみに、「暗黒の落とし子、アステール」の出現場所の見た目が宇宙空間である理由はこちらの記事で解説しています。
おわりに
以上でアステールに関する考察を終了いたします。
エルデンリングはストーリーの説明が極端に少ないので、なかなか全貌を把握しにくいですよね。
そこで他の記事では、エルデンリングの全エンディングの解説や、エルデンリングのストーリー全体の解説などもしています。
また、一覧は以下です。
<神・王・女王>
大いなる意志、二本指・三本指、エルデの獣
マリカ・ラダゴン、ゴッドフレイ&ホーラ・ルー、満月の女王レナラ
竜王プラキドサクス、宵眼の女王
<デミゴッド>
聖樹のミケラ、腐敗のマレニア
魔女ラニ、星砕きのラダーン、冒涜の君主ライカード
死王子ゴッドウィン、血の君主モーグ、忌み王モーゴット
接ぎ木のゴドリック
<NPC>
メリナ、聖女トリーナ
死衾の乙女フィア、忌まわしき糞喰い、輝ける金仮面、百智卿ギデオン
シャブリリ、ハイータ
魔術師セレン、魔術教授セルブス、エンシャ、ネフェリ・ルー
タニス、ラーヤ
ブライヴ、イジー
白面のヴァレー、背律者ベルナール、血の狩人ユラ
しろがねのラティナ、アレキサンダー、ディアロス、トープス、ミリセント&ゴーリー、円卓の騎士ヴァイク、ヒューグ、ローデリカ、亜人のボック、死を狩る者D、パッチ、ロジェール、ゴストーク、ケネス・ハイト、復讐者エドガー
<ボス・敵>
黒き剣のマリケス、神肌の使徒、巨人、ラダゴンの赤狼、アステール、祖霊の王
白王・黒王、しろがね人、銀の雫、死儀礼の鳥、ミミズ顔
<その他重要な要素>
エルデンリング、黄金律、褪せ人、忌み子、坩堝、死のルーン、破砕戦争、陰謀の夜、エンディング
<DLC>
影の地、神の門
串刺し公メスメル、双月の騎士レナーラ、蕾の聖女ロミナ、宿将ガイウス、指の母メーテール、暴竜ベール、神獣獅子舞、黄金カバ、泥濘の騎士、指の母ユミル
針の騎士レダ、落葉のダン、ティエリエ、純血騎士アンスバッハ
そして、「フロム以外の死にゲーも挑戦してみたいよ!!」って方は、以下のゲームがおすすめです。
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