エルデンリングは強いボスとの戦闘が醍醐味ですが、中でも強すぎボスとして有名なのが「星砕きのラダーン」です。(クソボスという声も一部あります、、、)
そんなラダーンについて
「なんで正気を失っているの?」
「なんで小さい馬に乗ってるの?」
「一体どんな人物なの?」
といった疑問をお持ちかと思います。
そこでこの記事では、星砕きのラダーンの正体について考察していきます。
また、DLCで追加された「約束の王、ラダーン」についても解説&考察していきます。
出生
ラダーンはラダゴンとレナラの子供です。
ちなみにラダゴンとレナラの子供は他にライカードとラニがいます。
ラダゴンは神であるため、神の血を引いているラダーンはデミゴッドと呼ばれる存在です。
実はこのラダゴンという人物は、ラニや女王マリカをはじめとして、けっこうな人から恨みを買っているのですが、ラダーンは父ラダゴンを尊敬していたようです。
ラダーンがラダゴンを尊敬していたことは、「ラダーンの赤髪兜」というアイテムのテキストに以下のように記載されています。
ラダーンの赤髪兜
父ラダゴンから受け継いだ、燃える赤髪を
ラダーンは、英雄の象徴として誇っている
我こそは、英雄の子。そして戦王の獅子である
ラダゴンは武人として優れた力を持っていたため、武人を志すラダーンにとっては憧れの存在であったと考えられます。
ラダーンが武人を尊敬していることはラダーンの足甲のテキストにも記載されています。
ラダーンの足甲
黄金獅子を象った足甲
将軍ラダーンの装備黄金獅子は、最初の王ゴッドフレイと
その宰相の獣、セローシュに由来するという
幼き日、ラダーンは戦王に心奪われたのだ
重力の魔法
ご存じの通り、ラダーンは重力の魔法を使います。
ラダーンに重力の魔法を教えたのは白王という人物です。
重力弾
若きラダーンが修行したという重力の技
その師は、石の肌を持つ白王であった
この白王という人物については作中でほとんど解説されていませんが、「隕石の落下と共に生まれた古種族」であり「引力魔法の使い手」であることが判明しています。
白王の剣
青白い隕鉄で作られた剣
その剣身は重力の力を秘めている
かつて隕石の落下と共に生まれたという古種族
石の肌を持つ白王たちの得物である
グラビタス
石の肌を持つ白王に由来する戦技
武器を地面に刺し、重力波を発生させ
ダメージを与えると共に、敵を引き寄せる
重力魔法を習得した理由
ラダーンが重力の魔法を習得した理由は、愛馬に負荷をかけない為であることが「星砕きの追憶」のテキストに記載されています。
星砕きの追憶
赤獅子の将軍は、重力の使い手でもあった
若き日、ラダーンはそれをサリアで修めた
みすぼらしい痩せ馬と、ずっと共にあるために
ラダーンいいやつですね。
DLCでミケラが「優しい」と表現した理由がうかがえます。
神と王の追憶
幼き日、ミケラはラダーンに王を見た
脆弱な自分たちにはない、強さを
そして優しさを
だからミケラは純真に願った
私の王に、なってください
確かにラダーンが重力軽減しないと、このサイズの馬には乗れないですよね。
星砕き
ラダーンはこの重力の魔法を使用して星を砕いたことから、「星砕きのラダーン」と呼ばれています。
ラダーンの星砕きについては、「星砕きの伝承」というアイテムに以下のように記載されています。
星砕きの伝承
デミゴットで最も強いとされた英雄は
降る星に一人で挑み、これを砕き
以来、星の運命は封印されたという
ちなみに、このラダーンが砕いた星ですが、輝石魔術師のルーサットが落としたものだと考えられます。
ルーサットはラダーンが星を砕いたとされるサリアにいましたし、ルーサットは星を落下させる魔法を使うことができました。
滅びの流星
源流の魔術師の一人、ルーサットの魔術
「伝説の魔術」のひとつ
対象に向かって飛ぶ、十二の暗い流星を放つ
足を止めずに使用することができ
タメ使用で強化される
ルーサットの垣間見た源流は
偉大なる星団、その終焉の瞬間であった
その時、彼の全ても壊れてしまった
「偉大なる星団、その終焉の瞬間であった」というのが、ラダーンの星砕きに対応しているのではないかと考えらえられます。
星の運命を封印
先程の「星砕きの伝承」のテキストで、ラダーンによって星の運命は封印されたとあります。
星砕きの伝承
デミゴットで最も強いとされた英雄は
降る星に一人で挑み、これを砕き
以来、星の運命は封印されたという
「星の運命は封印された」とは、これはラダーンによって天体の動きが止められていたのではないかと推察されます。
根拠としては、ラダーンを倒した後にいきなり天体が動き始めるためです。
ここで疑問に思うのが、「星の運命とは何か?」です。
結論を言うと、星の運命とは、星が地上に落ちて生命が生まれることだと考えられます。
星から生命が生まれることは、ラニが言うところの「星と月と冷たい夜の律」です。
星が生命を宿していることは、以下のセレンの発言からわかります。
セレン
我らの魔術は、輝石の内に力を見出し、それを振るう術だ
では、その力とは何であるのか?
…輝石とは、星の琥珀なのだ
金色の琥珀が、古い生命の残滓を、その力を宿しているように
輝石には、星の生命の残滓、その力が宿っているのだよ
覚えておくがいい
輝石の魔術とは、星と、その生命の探求なのだと
ラダーンが星が落ちてくるのを防いだことで、星が地上に落ちてきて生命が生まれること(=星の運命)が封じられたと解釈できます。
マレニアの腐敗
星すら砕くほどの強さを持ったラダーンですが、破砕戦争でマレニアの腐敗を受けたことが原因で正気を失ってしまっているとムービーで説明されています。
破砕戦争の動画を見ていただけるとわかりますが、超至近距離でマレニアの腐敗をくらっちゃってますね、、、、
ナレーション
将軍ラダーンは、ずっと、さまよっている
マレニアの朱い腐敗に、体の内から蝕まれ、正気を失い
かつての敵、そして味方の死体を集め、犬のように喰らい
…空に慟哭しているのじゃ
マレニアの腐敗をくらったことで正気を失ってしまい、かつての英雄が死体を犬のように食べるゾンビ状態になってしまっているのは、見ていられないですね、、、
そう思ったジェーレンという武将が、ラダーンを武将として死なせてやるために、主人公とラダーンを祭りと称して戦わせたというわけです。
約束の王、ラダーン
本編で我々が倒したのは、マレニアの腐敗で弱りきったラダーンでした。
この時、一部の褪せ人は「最強のデミゴットと言われたラダーンと戦ってみたい」と思ったかもしれません。
そんな褪せ人の願いを叶えるかのように、DLCのラスボスで「約束の王、ラダーン」として最強のラダーンが復活しました。
ここで、「どういう原理でラダーンが復活した!?」と驚いた人が大半かと思われます。
そこで、「約束の王、ラダーン」について解説&考察していきたいと思います。
復活した理由
ラダーンが復活した理由は、ミケラがラダーンの魂を呼び戻したためです。
ミケラがラダーンの魂を呼び戻し、モーグの体を依り代することで「約束の王、ラダーン」を復活させたことが以下のテキストからわかります。
アンスバッハ
モーグ様を利用し、影の地に至るだけでは飽き足らず
その遺体すら、王の依り代にしようなどと
魂など必要なく。ただ、空っぽの肉体だけを求めるなどと
フレイヤ
戦祭りがおわり、名誉ある最期を得た将軍の魂を
ミケラ様が、呼び戻すというのか…
秘儀の巻物
白い樹皮の巻物
影に隠された塔にあるという
神の門の秘儀が記されている
だが、読み解けるのは、ごく一部だ
神の帰還は王により導かれ
王の魂には、依り代が求められる
以上のテキストから、ミケラがモーグの肉体を依り代にしてラダーンを復活させたことがわかります。
ちなみに、こちらのゴッドフレイの記事で説明していますが、モーグ同様に忌み子だったモーゴットの肉体はゴッドフレイ復活の依り代になったと考えられます。
ミケラがラダーンを選んだ理由
ミケラがラダーンを復活させたのは、ラダーンの強さと優しさを見込んでのことです。
これは以下のテキストから読み取れます。
神と王の追憶
幼き日、ミケラはラダーンに王を見た
脆弱な自分たちにはない、強さを
そして優しさを
だからミケラは純真に願った
私の王に、なってください
ラダーンの強さは誰もが認めるところですが、ラダーンの優しさに注目した人物は結構珍しいようにも思います。
ミケラが優しさにこだわる理由は、ミケラの律に関連していると考えられます。
ミケラは黄金律で救えない人達を救うために、黄金律に代わって「優しい理」の樹立を目指していました。
聖冠の鉄兜
名も無き者、弱き者をこそ
ミケラは祝福する
ミケラ
私は、誓います
優しき理、千年の旅を
光の冠
神として帰還したミケラの
頭を飾っていた光の冠
今はもう、消えかけている
知力、信仰、神秘を僅かに高め
ミケラの光の威力も高める
それは、叶うことのなかったミケラの世紀
その優しき理の、はじまりの輪だったろうか
しろがね人や腐敗に侵された人物も含めて、全ての人物を祝福する優しい律を確立するためには、その王も当然優しい人物である必要があります。
だからこそ、優しい性格のラダーンを王にしたいとミケラは願ったのだと推察されます。
マレニアとの戦いはミケラの差金?
ここでDLCで新たに登場したアイテムテキストで新事実が判明しました。
若獅子の兜
若きラダーンの黄金の兜
英雄の赤髪を誇る、獅子の装備
ミケラの刃、マレニアは
エオニアに腐敗の花を咲かせるその時
ラダーンの耳元で囁いたという
ミケラが待っている。約束の王を
つまり、マレニアはラダーンと相討った際には、すでにミケラがラダーンを王にしようとしていたことを知っていたということになります。
そうすると、もしかしたらマレニアとラダーンの対決はミケラが差金だったのかもしれません。
要するに、マレニアがラダーンを倒して、その魂をミケラが回収する計画だったというわけです。
しかし、ラダーンは完全には死ななかったため、もしかしたらラダーン祭りもミケラが画策していたのかもしれません。
(これについては、根拠となるテキストはなく、陰謀論レベルですので参考程度にお願いします。)
おわりに
以上で星砕きのラダーンに関する考察を終了いたします。
また、一覧は以下です。
<神・王・女王>
大いなる意志、二本指・三本指、エルデの獣
マリカ・ラダゴン、ゴッドフレイ&ホーラ・ルー、満月の女王レナラ
竜王プラキドサクス、宵眼の女王
<デミゴッド>
聖樹のミケラ、腐敗のマレニア
魔女ラニ、星砕きのラダーン、冒涜の君主ライカード
死王子ゴッドウィン、血の君主モーグ、忌み王モーゴット
接ぎ木のゴドリック
<NPC>
メリナ、聖女トリーナ
死衾の乙女フィア、忌まわしき糞喰い、輝ける金仮面、百智卿ギデオン
シャブリリ、ハイータ
魔術師セレン、魔術教授セルブス、エンシャ、ネフェリ・ルー
タニス、ラーヤ
ブライヴ、イジー
白面のヴァレー、背律者ベルナール、血の狩人ユラ
しろがねのラティナ、アレキサンダー、ディアロス、トープス、ミリセント&ゴーリー、円卓の騎士ヴァイク、ヒューグ、ローデリカ、亜人のボック、死を狩る者D、パッチ、ロジェール、ゴストーク、ケネス・ハイト、復讐者エドガー
<ボス・敵>
黒き剣のマリケス、神肌の使徒、巨人、ラダゴンの赤狼、アステール、祖霊の王
白王・黒王、しろがね人、銀の雫、死儀礼の鳥、ミミズ顔
<その他重要な要素>
エルデンリング、黄金律、褪せ人、忌み子、坩堝、死のルーン、破砕戦争、陰謀の夜、エンディング
<DLC>
影の地、神の門
串刺し公メスメル、双月の騎士レナーラ、蕾の聖女ロミナ、宿将ガイウス、指の母メーテール、暴竜ベール、神獣獅子舞、黄金カバ、泥濘の騎士、指の母ユミル
針の騎士レダ、落葉のダン、ティエリエ、純血騎士アンスバッハ
そして、「フロム以外の死にゲーも挑戦してみたいよ!!」って方は、以下のゲームがおすすめです。
また、ツイッターもやっていますのでフォローしていただけると嬉しいです。
出所:ELDEN RING © 2022 From Software Inc. All Rights Reserved.