ELDEN RINGの世界で「永遠の都ノクローン」と「永遠の都ノクステラ」というエリアがあります。
この「永遠の都ノクローン」と「永遠の都ノクステラ」は、他のエリアと比べてもかなり異質な雰囲気をしていますよね。
そこでこの記事では「永遠の都ノクローン」と「永遠の都ノクステラ」について考察します。
大いなる意志に滅ぼされた都
永遠の都は、大いなる意志(黄金律、二本指)と対立して滅ぼされた都であると考えられます。
永遠の都が大いなる意志と対立していたことは、複数のアイテムのテキストで示されています。
ノクス僧装備
太古、大いなる意志の怒りに触れ
地下深くに滅ぼされた、ノクスの民は
偽りの夜空を戴き、永遠に待っている
王を。星の世紀、夜の王を
指殺しの刃
永遠の都、ノクローンの秘宝
遺体から生まれたとされる刃
永遠の都の大逆の証であり
その滅びを象徴する、血濡れた呪物
運命なき者には振るうことはできず
大いなる意志と、その使いたちを
傷つけることができるという
ノクスの鏡兜
それは、大逆に従う者の装束であり
大いなる意志と、その使いたる指の
あらゆる干渉を跳ね除けるという
永遠の都と大いなる意志は完全にバチバチの関係ですね。
結果はご存じのとおり、大いなる意志が勝利し、永遠の都は「地下深くに滅ぼされた」と記述されています。
また永遠の都の秘宝が「指殺しの刃」という、二本指を殺害する武器であることからも、永遠の都と二本指の因縁が伺えますね。
ちなみに、この「指殺しの刃」は、実際にストーリー中でラニが二本指殺しに使用しています。
アステールによって滅ぼされた
ここまで、大いなる意志と対立したことが原因で永遠の都は滅ぼされてしまったと解説しました。
そして、この永遠の都を滅ぼした実行犯が「暗黒の落とし子、アステール」です。
暗黒の落とし子、アステールが永遠の都を滅ぼしたことは、複数のアイテムのテキストで示されています。
アステールの薄羽
かつて永遠の都を襲ったという
暗黒の落とし子の遺物から作られた
アステール・メテオ
それは、かつてアステールが
永遠の都を、破壊し尽くした力である
暗黒の落とし子の追憶
遥か彼方、光の無い暗黒で生まれた星の異形
それはかつて、永遠の都を滅ぼし
彼らから空を奪った、悪意ある流星である
上のテキストで地味に重要なのが「悪意ある流星」という表現です。
実は、この「悪意ある流星」という表現で、アステールが大いなる意志によって送り込まれたことが示唆されています。
というのも、大いなる意志がエルデの獣を狭間の地に送り込んだ時も、エルデの獣を「流星」として送り込んでいます。
エルデの流星
かつて、大いなる意志は
黄金の流星と共に、一匹の獣を狭間に送り
それが、エルデンリングになったという
大いなる意志は、狭間の地に何かを送り込む際に、流星にして送り込むことがわかりますね。
以上の状況証拠をまとめると、大いなる意志がアステールを使って永遠の都を滅ぼしたことが推察されます。
永遠の都の名前の由来
さて気になるのが、永遠の都という名前の由来ですよね。
結論を言うと、永遠に生きる王を作ろうとしていたため「永遠の都」という名前になったのではないかと考えられます。
永遠の都が永遠の王を作ろうとしていたことはこちらの記事で詳しく解説しています。
上の記事で詳しく解説していますが、簡単に言うと「銀の雫」と「暗月」を使用することで永遠に生きる王を作ろうとしたのだと考えられます。
ソール砦の霊
ソールの冷たい太陽よ どうか蝕まれ給え 魂無き骸に再誕を
銀雫の殻
銀の雫と呼ばれる、不定形生物の硬化した殻
アイテム製作に用いる素材のひとつ
永遠の都と、その近辺で見つかる
銀の雫は生命を模倣する
模倣はやがて再誕となり
いつか、王になるのだという
写し身の雫の遺灰
召喚者の姿を模倣し、戦う霊体
ただし、その意志までは模倣できない
永遠の都が、王を創らんとした遺物である
以上のテキストから、銀の雫で王の肉体を模倣して、暗月(=日食)の時に魂と肉体を融合することで王を再誕させることができると考えられます。
名もなき永遠の都
さて、永遠の都には「ノクステラ」と「ノクローン」以外にも、「名もなき永遠の都」がありました。
名もなき永遠の都は黄金樹のほぼ真下にあり、陰謀の夜に殺害されたゴッドウィンの遺体が眠っている場所です。
ではこの「ノクステラ」、「ノクローン」、「名もなき永遠の都」にはどのような関係があるのでしょうか。
結論を言うと、「名もなき永遠の都」はまさにアステールに破壊された永遠の都であり、「ノクステラ」、「ノクローン」はアステールに破壊された永遠の都を復興させた場所であると考えられます。
まずそれぞれの情報をまとめていきます。
名もなき永遠の都の特徴
・建物がかなり壊されている
・死に生きる者、虫が出現
・昇降機では出入り不可
ノクローン、ノクステラの特徴
・建物が綺麗でほとんど壊れていない
・稀人や銀の雫などが出現
・昇降機で出入り可能
まず一番の違いは、建物の壊れ方です。
名もなき永遠の都は建物が、まさにアステールに壊されたような見た目をしていますが、ノクローンとノクステラの方は、アステールに襲われたとは思えないほど綺麗です。
次の違いは、配置されている敵の種類です。
死に生きる者を除くと、名もなき永遠の都は主に虫が出現するのですが、ノクローンとノクステラは稀人や銀の雫など少し時間が進んだ感じの敵が出現します。
そして最後に、昇降機の有無が異なります。
ノクローンとノクステラは昇降機がついており、文明を感じるのですが、名もなき永遠の都は昇降機がありません。
以上の状況証拠から、名もなき永遠の都はアステールに破壊された永遠の都であり、ノクローンとノクステラはアステールに破壊された永遠の都を復興した後の姿であると考えられます。
宇宙空間にある理由
ここで疑問に思う点が、「永遠の都がなぜ宇宙空間のような場所にあるのか?」ということですよね。
結論を言うと、黄金樹に導かれた魂が光っているため、地下が宇宙のよう見えるのだと考えられます。
地下世界の宇宙についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
おわりに
以上で「永遠の都ノクローン」と「永遠の都ノクステラ」に関する考察を終了いたします。
ELDEN RINGはストーリーの解説が極端に少ないので全貌が把握しにくいですよね。
そこで他の記事では、ELDEN RINGのストーリー全体の解説や、全エンディングの解説などもしています。
また、一覧は以下です。
<神・王・女王>
大いなる意志、二本指・三本指、エルデの獣
マリカ・ラダゴン、ゴッドフレイ&ホーラ・ルー、満月の女王レナラ
竜王プラキドサクス、宵眼の女王
<デミゴッド>
聖樹のミケラ、腐敗のマレニア
魔女ラニ、星砕きのラダーン、冒涜の君主ライカード
死王子ゴッドウィン、血の君主モーグ、忌み王モーゴット
接ぎ木のゴドリック
<NPC>
メリナ、聖女トリーナ
死衾の乙女フィア、忌まわしき糞喰い、輝ける金仮面、百智卿ギデオン
シャブリリ、ハイータ
魔術師セレン、魔術教授セルブス、エンシャ、ネフェリ・ルー
タニス、ラーヤ
ブライヴ、イジー
白面のヴァレー、背律者ベルナール、血の狩人ユラ
しろがねのラティナ、アレキサンダー、ディアロス、トープス、ミリセント&ゴーリー、円卓の騎士ヴァイク、ヒューグ、ローデリカ、亜人のボック、死を狩る者D、パッチ、ロジェール、ゴストーク、ケネス・ハイト、復讐者エドガー
<ボス・敵>
黒き剣のマリケス、神肌の使徒、巨人、ラダゴンの赤狼、アステール、祖霊の王
白王・黒王、しろがね人、銀の雫、死儀礼の鳥、ミミズ顔
<その他重要な要素>
エルデンリング、黄金律、褪せ人、忌み子、坩堝、死のルーン、破砕戦争、陰謀の夜、エンディング
<DLC>
影の地、神の門
串刺し公メスメル、双月の騎士レナーラ、蕾の聖女ロミナ、宿将ガイウス、指の母メーテール、暴竜ベール、神獣獅子舞、黄金カバ、泥濘の騎士、指の母ユミル
針の騎士レダ、落葉のダン、ティエリエ、純血騎士アンスバッハ
そして、「フロム以外の死にゲーも挑戦してみたいよ!!」って方は、以下のゲームがおすすめです。
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