虎杖の黒閃!物語は最終局面へ! [呪術廻戦256話]

引用:呪術廻戦256話 呪術廻戦

呪術廻戦256話では、宿儺と高専メンバーの戦いが描かれました。

黒閃を連続でキメる宿儺に対して追い詰められていく高専メンバーですが、虎杖も黒閃をキメたことで覚醒を迎えたとのことです。

この記事では、呪術廻戦256話の解説・考察・感想を記載しています。

黒閃の原理

呪術廻戦256話では、黒閃の原理が五条によって語られました。

これまでは、「黒閃とは、打撃と呪力の衝突時間差が0.000001秒以内で発動する」とのことでした。

しかし、黒閃の発動条件は衝突時間差だけではないことが明らかになりました。

黒閃の発動条件を以下にまとめました。

黒閃の発動条件
・打撃と呪力の衝突時間差が0.000001秒以内
・攻める/守る/両方を担う呪力のブレンド
・相手の呪力
・自分の体のコンディション
・気温
・湿度

ちなみに、黒閃の発動条件が従来の衝突時間差だけならば、五条は黒閃を狙って出せるとのことでした。

しかし上記のように多数の発動条件があるため、五条でも黒閃を狙って出すことはできないとのことでした。

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宿儺の反転術式は回復せず

前回の呪術廻戦255話は、「五条は2回の黒閃で反転術式を取り戻したが、呪いの王は、、、」という形で終わっていました。

256話では「宿儺は反転術式を取り戻すのか?」という点が注目でしたが、結果、宿儺は反転術式を取り戻しませんでした。

ここで宿儺が反転術式を取り戻すと、「宿儺の腕復活→掌印の常時発動→世界斬を呪詞なし(=ノータイム)で発動可能→高専メンバー終了」という展開になってしまうので、宿儺は反転術式を取り戻さなかったのではないかと推察しました。

しかし、今回宿儺はさらに2回の黒閃をキメました。

これによって宿儺が反転術式や領域展開を回復させるのかが注目されます。

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真希の空中歩行

前回の呪術廻戦255話では、真希が空中歩行を見せました。

これは、真希と同じく呪力ゼロのフィジカルギフテッドのパパ黒が、陀艮との戦いで見せたものと同様です。

真希が空中歩行を見せることで、真希の実力が完全にパパ黒と並んだことが推察されます。

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虎杖は赤血操術を習得

前回の呪術廻戦256話では、虎杖が赤血操術を習得していることが明らかになりました。

虎杖が赤血操術を習得していることは、虎杖が「脹相は教えるのが下手だから加茂さんには助けられた」と述べたいたことから示唆されていました。

気になるのは「なぜ虎杖が赤血操術を習得しているのか?」という点です。

これについては、以下の描写が関連していると思われます。

虎杖が赤血操術を習得した理由に関連する場面
・虎杖は宿儺の呪力に浸された呪具となった
→食うことで能力を取得できる可能性

羂索(元赤血操術の使い手)の血を引いている
→元から赤血操術を継承している

・虎杖は九相図を取り込んだ示唆がある
→九相図の術式として赤血操術を会得した

・虎杖は肉体を入れ替えて技を習得する能力がある
脹相や加茂と肉体を入れ替えて修行?

・五条曰く、虎杖には宿儺の術式が刻まれる
→宿儺の御厨子に赤血操術が含まれる?

個人的には「虎杖呪具化→食ったものの術式を取り込める→九相図を食う→赤血操術を会得」という流れだったのではないかと推察しています。

また、脹相が「悠仁は百歛が上手くできない、だから」、「世話が焼ける」と述べていました。

そしてこの後虎杖が穿血(=百歛で圧縮した血液を放出する技)を発動していることから、脹相が虎杖の赤血操術を遠隔操作できる可能性が示唆されていました。

これについては、脹相は血の繋がった兄弟の死を感じ取れることが呪術廻戦7巻明らかになっており、これと同様の原理なのではないかと推察されます。

脹相の存在しない記憶
引用:呪術廻戦13巻

虎杖の死は脹相に存在しない記憶を見せるほどなので、脹相が虎杖の赤血操術を遠隔操作できてもおかしくないと思います。

ちなみに、五条無下限呪術、宿儺の十種影法術、虎杖の赤血操術はそれぞれ格御三家の相伝の術式であり、その辺も意識して虎杖に赤血操術が与えられたのかもしれません。

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ラルゥのハートキャッチの隠された能力

呪術廻戦256話では、ラルゥの術式であるハートキャッチの隠された能力であるキューティーハニーが明らかになりました。

前話で、ハートキャッチは巨大な手を出現させる術式で、宿儺は「面白みのない術式」と評価していました。

しかし、今回ラルゥの術式は「相手の心をキャッチする(意識を捕獲する)」という効果があることが明らかになりました。

ラルゥの術式によって意識を捕獲された宿儺は、虎杖の黒閃を避けることができず、直撃をくらってしまいました。

引用:呪術廻戦256話

これは、虎杖 vs 真人の最後で、東堂が真人の意識を逸らして虎杖が黒閃をキメた場面と同じ構図です。

ちなみに、このキューティーハニーの元ネタですが、魔々勇々のミネルヴァの紋章術「綺羅綺羅星」だと個人的には予想しています。

綺羅綺羅星は相手の意識を逸らす能力であり、綺羅綺羅星を受けた相手の目は虜となったようにグルグルに変化します。

そして、呪術廻戦でもキューティーハニーを受けた宿儺の目が虜となったようにハートマークになっていました。

さらに、呪術廻戦と魔々勇々の作者は仲がよく、呪術廻戦の作者が魔々勇々の単行本の帯にコメントを書いたり、それに対して魔々勇々の作者がジャンプの巻末コメントでお礼を言っていたりしていました。

以上の状況から、呪術廻戦の作者が魔々勇々で気に入った能力をオマージュしたのではないかと個人的には推測しています。

呪術廻戦257話の展開予想

呪術廻戦257話では、覚醒した虎杖宿儺の最終決戦が描かれるのではないかと予想されます。

真希脹相、ミゲルが退場したようですので、おそらく主人公(虎杖) vs ラスボス(宿儺)の構図となり、これで物語が完結するのではないかと思います。

最終決戦となるため、おそらく宿儺は反転術式と領域展開を回復するのではないかと予想しています。

これまでであれば、宿儺が反転術式と領域展開を回復したらジエンドでしたが、「虎杖が覚醒した」とのことですのでなんとかしてくれるのではないかと期待しています。

特に領域展開に関しては、虎杖が日下部から簡易領域(?)を教えてもらっている場面があったので、「宿儺の領域展開→虎杖の簡易領域→虎杖の打撃で宿儺の肉体コントロールを鈍らせる→伏黒復活するかも?→宿儺の領域破壊→終局」のような展開になると予想しています。

来週を楽しみに待ちましょう!

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おわりに

以上で呪術廻戦256話の感想・解説・考察を終了いたします。

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