ELDEN RINGをプレイしている人なら誰しも「エルデンリングってなんだ?」という疑問を持ちますよね。
ELDEN RINGは、他のフロムゲーと同様にストーリー説明が極端に少ないため、なかなかストーリーの全貌が掴めないと思います。
そこで当記事では「そもそもエルデンリングってなんだ?」ということについて考察していきたいと思います。
エルデの律
エルデンリングを日本語訳すると「エルデン=エルデの」、「リング=円環、律」となります。
わかりやすく言うと、エルデンリングとはエルデの世界に律(=ルール)を強制させるアイテムであると考えられます。
この「エルデンリングとは世界に律を強制させるアイテム」ということを頭に入れた上で、以下の考察を読んでいただければと思います。
ちなみに、「エルデ」とはドイツ語で「地球」を表すそうです。
黄金律と黄金樹
ゲームが始まる直前まで、エルデンリングは黄金律を狭間の地に強制していました。
そして、黄金律を強制するために使われていたのが黄金樹です。
エルデンリングと黄金律、黄金樹の関係については、公式の動画が参考になります。
この公式動画の中で「黄金樹の祝福の根源たるエルデンリングが砕け、、、、、」といった説明がなされています。
したがって、エルデンリングとは黄金樹の根源であったということがわかります。
黄金樹とは物語の舞台である狭間の地にある巨大な木で、狭間の地に住む者に祝福を与える存在です。
エルデンリングの世界観において、祝福とは「導くこと」を意味しており、黄金樹が導くのが「黄金律」です。
黄金律と黄金樹の正確な説明すると長くなってしまうので、興味のある方は黄金律の記事をお読みください。
雑に説明すると、黄金律とは死んだ魂と肉体が黄金樹の記録を元にして何度も復活するという律(=円環)であると考えられます。
ゲーム開始直前までは、この黄金律が狭間の地のルールだったというわけです。
二本指
偉大なるエルデンリングは、黄金の律
それは世界を律し、生命は祝福と幸福を謳歌する
だが、それは砕かれてしまった
ちなみに、上テキストにあるように、ゲーム開始直前にエルデンリングは砕かれ、黄金樹はその機能を失ってしまいました。
このエルデンリングを砕いた人物は、当時の女王マリカで、、、、、と話が長くなってしまうので、マリカがエルデンリングを砕いた理由はこちらの記事で詳しく解説しています。
主人公がエルデンリングを修復する理由
エルデンリングは世界に律を強制するアイテムでした。
しかし、先ほども述べた通りゲーム開始直前にエルデンリングは砕かれてしまいました。
このエルデンリングが砕けたと言うことは、狭間の地がルール無用の無法地帯と化しているということです。
この状況をよくないと思った二本指(≒ 狭間の地の神の化身)は、誰かにエルデンリングを修復させて黄金律の復活を試みます。
そこで、二本指は元女王のマリカの子供(=デミゴッド)の中から後継者を選ぶことを考えます。
デミゴッドにエルデンリングの破片を与えて争わせることで、新しい王を選出しエルデンリングを修復しようとしたのです。
これを破砕戦争と呼びます。
この破砕戦争では、最後に最強のデミゴッドであるラダーンとマレニアが対決したのですが、結果は相打ちになりました。
したがって、破砕戦争に勝者はなく、エルデンリングは修復されませんでした。
むしろ、バラバラのエルデンリングをデミゴッドたちが所持してしまうという二本指にとっては最悪の状況になってしまいます。
このような背景から、二本指はデミゴッド達を見捨てて、代わりに「褪せ人」に導きを与え、エルデンリングを修復しようとしているというわけです。
二本指
大いなる意志は、デミゴッドたちを、とうの昔に見捨てている
褪せ人よ、躊躇は要らぬ。存分にやつらを殺し、奪うがよい
二本指も好き勝手やっていますね、、、、
大ルーンの重ね合わせ
これは小ネタになりますが、各デミゴッドが持っている大ルーンを重ねるとエルデンリングになることが知られています。
そして、それぞれの大ルーンは持ち主であったデミゴッドの律を反映しています。
ゴドリックやモーゴット、ラダーンの大ルーンは色が黄色に近く、黄金律の力を反映していると考えられます。
モーグは外なる神の律(=火の律?)の力を反映して、大ルーンの色が赤くなっていると解釈できます。
マレニアは腐敗の律の力を反映して、大ルーンに腐敗のキノコが見えますし、ライカードは大ルーンを蛇に食わせた影響か形が歪になっています。
過去のエルデンリング
ゲームタイトルにもなっているエルデンリングですが、過去にも似たようなものが存在しています。
それは崩れゆくファルム・アズラ最深部の壁に描かれています。
このファルム・アズラ最深部のエルデンリングは、前エルデの王である竜王プラキドサクスが世界を統治するために使用していたものであると考えられます。
黄金律以外のルールも強制可能
エルデンリングは世界にルールを強制させるアイテムです。
今まで説明してきた通り、二本指はエルデンリングを修復することで黄金律を復活させようとしていました。
しかし、エルデンリングは黄金律以外のルールを強制することも可能です。
ラスボスで戦うエルデの獣は黄金律を具現化した存在ですが、こいつを倒した後に、どのルールでエルデンリングを修復できるかを選択できます。
それぞれのエンディングの解釈についてはこちらの記事で解説しています。
おわりに
以上でエルデンリングとは何かについての考察記事を終了いたします。
エルデンリングはストーリーの説明が極端に少ないので、内容を掴みにくいですよね。
そんな方のためにエルデンリングのストーリー全体の解説もしています。
また、他の考察一覧は以下です。
また、一覧は以下です。
<神・王・女王>
大いなる意志、二本指・三本指、エルデの獣
マリカ・ラダゴン、ゴッドフレイ&ホーラ・ルー、満月の女王レナラ
竜王プラキドサクス、宵眼の女王
<デミゴッド>
聖樹のミケラ、腐敗のマレニア
魔女ラニ、星砕きのラダーン、冒涜の君主ライカード
死王子ゴッドウィン、血の君主モーグ、忌み王モーゴット
接ぎ木のゴドリック
<NPC>
メリナ、聖女トリーナ
死衾の乙女フィア、忌まわしき糞喰い、輝ける金仮面、百智卿ギデオン
シャブリリ、ハイータ
魔術師セレン、魔術教授セルブス、エンシャ、ネフェリ・ルー
タニス、ラーヤ
ブライヴ、イジー
白面のヴァレー、背律者ベルナール、血の狩人ユラ
しろがねのラティナ、アレキサンダー、ディアロス、トープス、ミリセント&ゴーリー、円卓の騎士ヴァイク、ヒューグ、ローデリカ、亜人のボック、死を狩る者D、パッチ、ロジェール、ゴストーク、ケネス・ハイト、復讐者エドガー
<ボス・敵>
黒き剣のマリケス、神肌の使徒、巨人、ラダゴンの赤狼、アステール、祖霊の王
白王・黒王、しろがね人、銀の雫、死儀礼の鳥、ミミズ顔
<その他重要な要素>
エルデンリング、黄金律、褪せ人、忌み子、坩堝、死のルーン、破砕戦争、陰謀の夜、エンディング
<DLC>
影の地、神の門
串刺し公メスメル、双月の騎士レナーラ、蕾の聖女ロミナ、宿将ガイウス、指の母メーテール、暴竜ベール、神獣獅子舞、黄金カバ、泥濘の騎士、指の母ユミル
針の騎士レダ、落葉のダン、ティエリエ、純血騎士アンスバッハ
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