前回の呪術廻戦247話では、虎杖が処刑人の剣で宿儺を強襲する場面で終了していました。
今回の呪術廻戦248話では、処刑人の剣が崩壊してしまいました。
また、虎杖の反転術式や羂索の保険の発動、乙骨の参戦などストーリーが動きました。
この記事では、呪術廻戦248話の解説、考察、感想を記載しています。
五条と日車は復活する!?
呪術廻戦248話では、日車の死が確定的になりました。
日車の死は、処刑人の剣が崩壊した描写や、宿儺の「俺はあの術師(=日車)が死んで落胆しているのか」、「(日車が)死んでもなお神武解は持って行かれたか」という発言からわかります。
しかし気になるのは、星と憂憂が日車(と五条)の遺体を回収していたことです。
ここで、なぜ星と憂憂が遺体の回収をしているのか考えてみたいと思います。
真っ先に思い浮かぶのは、家入の反転術式で回復させることです。
呪術廻戦の世界観では、死は2種類(反転術式で復活できる死と、反転術式でも復活できない完全な死)あり、基本的に死んだ直後なら反転術式で復活できる可能性が高いです。
なので、死んだ直後の術師を回収して、反転術式で復活という流れは普通に考えれば全然あり得ます。
しかし、個人的にはこの可能性は低いような気がしています。
というのも、宿儺自身が上記の可能性について「違うな」、「あの女(=家入)の反転術式はそこまで強力ではない」、「反転術式で他人を治癒するときの治癒効率は半分以下」と否定しているためです。
加えて、五条や日車が復活して宿儺と再戦することも、二番煎じ感がすごいのでないと思います。
したがって、五条や日車の遺体が回収されたのは家入の反転術式以外の用途だと推測されます。
個人的には、虎杖の術式(肉体を乗り換えて何かをする系)や、新田の術式(死にたての状態で保存して何かする系)、新田の術式&より強力な乙骨の反転術式待ち、乙骨が術式のコピーのために使うといった可能性が考えられます。
真希が「憂太が死ぬといくつの保険が消えると思っている」と述べていることから、個人的には乙骨が絡んでいるのではないかと推察されます。
また、仮に「新田の術式&より強力な乙骨の反転術式待ち」などの場合、宿儺戦の後に、釘崎、五条、日車復活のハッピーエンドもワンチャンあるかもしれませんね。
虎杖が反転術式を習得!
呪術廻戦248話では、虎杖が反転術式を習得してきたことが明らかになりました。
反転術式は五条や日車クラスですら死に際でしか習得できませんでした。
しかし、虎杖は一ヶ月で反転術式を習得してきたとのことです。
虎杖が反転術式を習得できた理由は、おそらく虎杖の肉体を入れ替える術式に関連していると思われます。
虎杖と日下部が肉体を入れ替えた際に「早く掴めよ虎杖」と日下部が述べていたことから、虎杖は肉体を入れ替えることで効率よく修行していたと思われます。
(一瞬、「日下部が反転術式を使用できるのか?」という仮説が思いつきましたが、日下部が宿儺から受けた斬撃の傷が残っていることから、その可能性はないと思われます。)
だからこそ、虎杖は習得が難しい反転術式も短い期間で会得できたのだと思われます。
羂索の保険
呪術廻戦248話では、伏線となっていた「羂索の保険」が発動しました。
乙骨が羂索の首を刎ねた際に、羂索は「私の意志は受け継がれる」と述べていました。
この羂索の意思が何なのか、お呼び誰に受け継がれるのかがしばらく不明でした。
今回、羂索の意思は「人類と天元の同化→最強呪霊を作る」であり、それは宿儺に受け継がれることが明らかになりました。
宿儺の葛藤について
今回の呪術廻戦248話では、宿儺がボーッとしながら自問自答している場面がありました。
この宿儺の自問自答は解釈が難しいと思いました。
何回か読み直して以下のように解釈しました。
宿儺の自問自答
宿儺:理想がない
虎杖:理想がある
一般人:理想がある人もいる(が、虚勢、自己陶酔の可能性もある)
1000年前の宿儺は、一般人の理想を貫く意思を虚勢や自己陶酔などと軽視していたと思われます。
だからこそ、漏瑚にも「お前は理想を掴み取る飢えが足りない」と言ったのだと思います。
しかし、現在の宿儺は、虎杖の「宿儺を殺すという理想」の強さを目の当たりにしました。
そして、人間の理想を貫く意志の強さを宿儺は認めたというわけです。
一方の宿儺は理想とは無縁です。
だからこそ宿儺は「弱者のくせに理想を貫く人間」を嫌悪したと解釈できます。
(宿儺が「俺よりも遙か格下の弱者が理想を貫く意志の強さでのみ俺と並ぶ」と述べていましたが、これは宿儺自身が「理想を貫く意志」を持っているわけではないという点の解釈が難しかったです)
乙骨参戦!
今回の呪術廻戦248話では、ついに乙骨が参戦しました。
これによって羂索の死は確定的になりました。
また、乙骨は早速リカを召喚しました。
また、今回の248話の編集部のコメントで「呪いの王 vs 女王、真の王座はここで決める!」と記載されていました。
しかし、呪術廻戦の公式ファンブックでは「覚醒リカと宿儺はどっちが強い」という質問に対して、作者が「宿儺」と答えていました。
なので、手負いとはいえ、現状では宿儺の方が強いでしょう。
なので、問題となるのは乙骨自身の実力です。
乙骨は領域展開を使えるので、宿儺にさらにダメージを与えてくれると思います。
簡易領域について
今回のジャンプの作者コメントで「簡易領域は術式自体を中和しているわけではないから薄めるって表現は違ったかも」と述べていました。
これは、呪術廻戦246話で、日下部が簡易領域で宿儺の斬撃から日車を守った場面を指していると思われます。
今回の作者コメントを踏まえると、日下部の簡易領域で宿儺の術式を中和したのではなく、簡易領域で発動した技によって宿儺の斬撃をある程度相殺したのではないかと推察されます。
呪術廻戦249話の展開予想
呪術廻戦249話では、乙骨 vs 宿儺が描かれると思われます。
乙骨は指輪をはめることで5分間のバフが得られるので、まずは指輪をはめる場面から始まる可能性があります。
乙骨は指輪をはめると、コピーの術式(ただし対象の肉体を取り込む必要があるので、宿儺の術式は厳しいか?)やリカの完全顕現が使えます。
術師の遺体を回収していたことを考えると、乙骨は日車の術式を使用できるのかもしれません。
(五条の無下限呪術は六眼がないと使用できないので難しいと思われます。)
また、依然として効果が不明の乙骨の領域展開が見られるかもしれません。
また、乙骨は狗巻から何らかのアイテムを受け取っていたはずなのでそれも明らかになるかと思います。
加えて、真希が参戦してくる可能性も考えられます。
来週は休載とのことですので、再来週を楽しみに待ちましょう!
おわりに
以上で呪術廻戦248話の感想・解説・考察を終了いたします。
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